2016年09月29日

早期体験プログラム マレーシアコース

今回の早期体験プログラムでは、マレーシアの首都であるクアラルンプールと、クアラルンプールとは相反する特徴を持つ自然豊かなクアラトレンガヌという地域を訪れました。普段はインターネットや本などをもとに学んでいますが、イスラム教に関わる場所に実際に足を踏み入れ、その雰囲気を体感することで、異文化の理解に繋げることができたと思います。
 二日目に訪れた市場では旅の初めにして、とても衝撃を受けました。スパイスや、魚や肉などのナマモノと道端でそれとなく売られているドリアンの混ざったような独特な臭い、また肉などは動物が丸裸になった状態で売られているなど商品の売られ方も日本とは異っていました。
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 クリスタルモスクへは夕方に訪れたため、日の光が反射しとても幻想的な写真スポットとなりました。今回の旅の中で幾つかモスクを訪れましたが、観光地としてだけでなく、イスラム教徒が神を崇拝する場所として見学する事が出来ました。
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 四日目に訪れた島では、海に入りシュノーケリングを体験する事が出来ました。とても綺麗な海岸であるにもかかわらず、観光客は誰一人とおらず貸切状態で、海での娯楽という文化がほとんどないに等しいのだという事を実感しました。また、ウミガメの赤ちゃんと触れ合うなど、貴重な体験もさせていただきました。ウミガメ保護のレクチャーを聞きながら、トレンガヌの市場でウミガメの卵が売られていた事を思い出し、そういった矛盾もこの地域における課題のうちの一つであるのだなと思いました。
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 クアラトレンガヌでは、農村部での観光の在り方を自分の目でしっかりと確かめる事が出来ました。この地域は魅力的な自然を持っているが、まだ近代化されていない地域であるため、次世代の観光業に影響を与え、経済にも大きく貢献できるのではないかと思いました。
 クアラルンプールではついてすぐにツインタワーを訪れました。ツインタワーはとても美しく観光客も多かったため、マレーシアを代表する観光地の一つなのだなと感じました。
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 クアラルンプールで宿泊したルメリディアンホテルは、まさに自分の理想的なホテルで、トレンガヌで大変不自由な生活を送っていたという事もあり、五つ星のありがたさが身にしみて感じられました。ホテルを選ぶ時はもちろん値段を重視する事も大切ですが、駅に近いなどの立地や、その日の疲れを癒すと言ったサービスを重視することも、その旅がいいものだったかどうかを決定づける大切なポイントなのではないかと思います。
首都クアラルンプールでは自分自身で電車の料金や時間を調べ、迷いながら駅にたどり着くことで、クアラルンプールの交通事情を生で体験できた気がしました。
 初日からハプニング続きで大変なこともありましたが、自分の行ったことのない地域に足を踏み入れ、今まで体験したことのない宗教に触れ、舛谷先生には旅人としての基本を教わり、いろんなことを学ぶことが出来ました。今回の早期体験プログラムで身につけたことを生かしてまた、行ったことのない地域を訪れ、自分の知らない世界を発掘していきたいと思いました。

松島


posted by rikkyo at 08:29| クアラルンプール ☁| 早期体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月27日

早期体験プログラム

8月5〜12日早期体験プログラムでマレーシアを訪れました。
初めての東南アジア、イスラム圏で文化の違いや生活習慣の違いに最初、戸惑いを隠せなかったのを覚えています。
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一番印象に残っているのは自然が素晴らしかったことです。特に海の綺麗さにはびっくりしました。海に帰る前のアオウミガメを生で見るのは初めてで感動しました。シュノーケリングでは、たくさんの魚、そして、沖縄では所々白化したサンゴ礁を見ることがありますが、ビドン島では生きたサンゴ礁が一面に広がっていて、まだ自然環境が破壊されていないのだと実感しました。
同時に、肌の露出がNGであるイスラム圏の女性は服を着たままウォーターアクティビティを楽しむのだということを知りました。
2日目にトレンガヌ大学の学生たちと滝に一緒に入って泳いだりするのがとても楽しかったです。
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次に印象に残っているのは食文化や、ナイトマーケットといったマレーシアの生活スタイルのことです。香辛料の強い匂いや、ナイトマーケットで体験した強烈すぎるドリアンの匂いには最後まで慣れませんでした。このような慣れない状況で私は食事や、街の匂いに対して嫌な顔をしたり、食事を残してしまったりと、現地の方の気分を害してしまう態度を出してしまったことが、文化を理解するのが目的の一つであるこのプログラムでの一番の反省点で、今後異国の地を訪ねた時、今回の反省点を生かし、他文化を受け入れるようにしようと思いました。
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6日目に首都クアラルンプールに戻り、日本も建設に関わったツインタワーは迫力がすごくて一生忘れることがないと思いました。最終日には、ヒンドゥー教の聖地で大きな像が印象的であるバトゥ洞窟や、創業当時の景観を残しているマレーシアの伝統あるホテル マジェスティック での見学やハイティー、錫工場の見学など印象に残る場所ばかり見れて良かったです。
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最後に、トレンガヌ大学の学生と出会えたこと、私たちを率いてくれた舛谷先生、そして最後まで楽しく過ごさせてくれたメンバーには感謝しています。楽しく異文化を学べて、体験でき、本当に良い経験になりました。
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森山
posted by rikkyo at 22:51| クアラルンプール ☁| 早期体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

苦労した違い


8月5日から8日間、早期体験でマレーシアに行ってきた!私にとっては初めての海外旅行で、国内では感じることのできない様々な経験をさせていただいた。
はじめの4日間はUMTの寮に宿泊した。トレンガンヌは首都ほど都市化が進んでなく、私達は様々な文化の違いに苦労した。今回は特に大変だった3つをあげる。
まず、トイレ。トレンガンヌのトイレには基本トイレットペーパーがない。キレイなスーパーマーケットですら個室にはなく、必要な分を取っていく方式。けどなぜか、水が出るホースはどのトイレも完備していた。どうやって使うのかは結局わからなかったけど、マレーシア人の後のトイレはいつも水浸しで軽くトラップだった。
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2つ目は、シャワー。寮のシャワーはお湯が出ない!寒い。汚れが落ちた気がしない。辛かった。けどなんだかんだ2日目には慣れていた。
3つ目は、マレーシア人の女の人は朝にシャワーをすること。これは一緒に過ごした人達だけの習慣かもしれないが、困った。シャワーと洗面所が同じところにあるのでなかなか洗顔できない。やっと使えるのは集合時間ギリギリだったりする。けど日本ほど時間厳守ではないのでなんだかんだ遅れても平気だった(はず)。
それ以外にも、タバコのパッケージがやたらグロテスクだったり、飲み物は甘いしいろいろ大変なことはあった。
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これはかき氷のシロップみたいな味がした。

でも、森も川も湖も海も素晴らしいし果物美味しいしカブドガニ持てたし……。
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アオウミガメ!

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大変なこと以上のたくさんの素晴らしい体験ができました!!

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クリスタルモスク

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結婚式

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夜ごはん

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チャイナタウン

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ビドン島で海に飛び込み!


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トレンガンヌ大学の学生のみなさん、舛谷先生、本当にありがとうございました!!!!!


福田夏子
posted by rikkyo at 11:47| クアラルンプール ☁| 早期体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

初めてのイスラム圏

 
8月5日、私は初めての東南アジア、
マレーシアに旅立ちました。
 
首都クアラルンプールに到着し、
エアアジアでドレンガンヌ島に向かう予定
でしたが手荷物のチェックインが
うまくできず、私と森山さん、先生は
クアラルンプールで一晩過ごす
ことになりました。
はじめは落ち込みもしましたが、
先生の知り合いのマラヤ大学の教授の
お家に泊めて頂き、なかなか経験できないであろうホームスティをさせて頂いたことは本当に良い思い出になりました。
 
 
翌日の朝ようやくトレンガンヌ島に到着し、
マレーシアコースの皆と再会できました!
 
市場やモスクを巡り、現地の大学生とも
すぐに仲良くなることができ、
「イスラム圏ってどんな感じなんだろう」
という心のどこかにあった不安はすぐに
なくなりました。
 
 
 
宗教も文化も全く違う国をはじめて訪れて、
最初はシャワーから水が出ないことや、
お米も違えば、香辛料の香りが強く、
驚くこともたくさんありました。
現地の大学生の英語もアメリカ英語とは
また違い聞き取りづらく、非母国語同士
うまく伝わらなかったことも
多かったと思います。しかし、お互いが
歩み寄ることで理解しようと努力し、
 
文化の違いもすぐに慣れることが
できました。
 
今回の早期体験プログラムで、
自分の全く知らない世界に触れたことが
できた気がします。
この経験はきっとこれからの私の人生に
大きな影響を与えてくれると思うし、
もっと色々な世界を見てみたいと思うようになりました。
 
マレーシアに行くことができて、本当に
よかったです。マレーシアコースの皆、
現地の大学生、先生に感謝しています。
 
 
 
 
 
渡辺理沙
posted by rikkyo at 10:51| クアラルンプール ☁| 早期体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

UMTの学生との交流

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私が早期体験でマレーシアを訪れた中で1番思い出に残っていることの1つがUMT(University Malaysia Terengganu)の学生との交流です。
マレーシアで過ごした日々の中でマレーシアという国が自然豊かで人々が優しくてとてもいい国だということがわかりましたが、5日間という短いながらも濃い日々を一緒にUMTの学生と過ごせたことが私にとってなによりも大きな収穫でした。
UMTの学生と交流することで、私たちはより身近にイスラムの文化について触れることができ、モスクでのお祈りやハラール料理について実際に体験することや、イスラムの人のレジャーの仕方の違いや、交流した男子学生はアラビア語を習得していて女子学生は日本語を勉強していて多言語を話すことができることなど知らなかったことを多く知ることができました。イスラム教についてよく知らずイメージもあまりできていませんでしたが、実際に自分の目や口を使って体験することでイスラム教について知ることができ事前に学習していったことについても理解が深まったので良かったです。
5日間一緒に過ごす中で私たちは日本語とマレー語を教え合いました。先生方やアキラ、ヤニ、アインの日本語がとても上手なことに私は驚きました。マレーシアでのCMを教えてもらいみんなで覚えて歌ったり、初めの頃は何を話しているのか分からなかったのに帰る頃には来るまでよりもたくさんのマレー語を覚えることができていて英語と日本語とマレー語を使ってコミュニケーションをとることができたのは本当に楽しかったし勉強になりました。
トレンガヌでは平和で一日中UMTの学生のみんなが側について色々なことを教えてくれたので安心して過ごせていましたが、クアラルンプールでは私たち日本人だけで行動し、チャイナタウンを女の子2人で回った時はとても怖かったし不安でUMTの学生の存在がどれだけありがたかったかを実感し恋しくなりました。
5日間だけとは思えないくらいたくさんの思い出ができ、UMTのみんなが大好きになりました。最後の夜に寮の食堂にみんなで集まって朝の4時までお手紙を書いてカードをみんなが喜んでくれたこと、お別れの時にアインとヤニが泣いてくれたこと、プレゼントしてくれた貝殻とおそろいのTシャツ全部宝物で素敵な思い出です。
私たちはUMTのみんなと日本にいつか来て東京ディズニーランドにみんなでコラボのTシャツを来て行くことを約束しました。私もまたいつかマレーシアを必ず訪れたいと思います。日本に帰ってきてからも、SNSで私たちは繋がっていてまだLINEを使って連絡を取っています。私にとってマレーシアでの日々がとても大切な思い出になったように、UMTのみんなもこれからも思い出を忘れないでくれたらいいなと思います。このような大切な友達と出会うことができたことと、たくさんの貴重な経験ができたこと、全てに感謝しています。学生との交流がなければここまで充実して過ごすことはできなかったのではないかと思います。早期体験マレーシアコースで本当に良かったです。ありがとうございました。
山賀 彩也可
posted by rikkyo at 09:03| クアラルンプール ☁| 早期体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マレーシア 事後課題

今回早期体験プログラムのマレーシアコースに参加したことで、観光学部生として、また一人の人間として非常に価値のあることを学べたと思います。
まず、観光学部生として学んだことを事前学習も絡めながら振り返ります。人口の約90%がイスラム教徒で他に華人やヒンドゥー教徒などが暮らすマレーシアでは、日本のような単一民族かつモノカルチャーな世界とは多方面で違いが見られました。それは勿論観光についても同じことが言え、自分が思い描いた観光とは少し違いがありました。事前学習で触れたウオーターアクティビティではその違いは顕著でした。男性も女性も肌の露出を出来る限り少なくした格好で水に入るため、着衣水泳のような状態で安全性などに問題はないのかは気になりました。また、ウオーターパークのような場所は営業していたものの、利用客の姿を見かけることは出来ませんでした。また、海岸に行っても泳いでる人がいないのはもちろん人影さえなく、マレーシア人が水というものを娯楽として利用する文化が深くは根付いていないのだと感じました。また、海岸線は砂浜に堤防を作りモンスーン時の高潮などに備える工事をして砂浜の警官が多少損なわれている個所が多数見受けられました。これに個人的には高度経済成長期に都市部の河川を暗渠にしてしまう工事をしていたのと似ているのかなと感じました。「臭い物に蓋をする」というのは日本独自の文化だと思い込んでいましたが、マレーシアでもそれに近いものがありました。ただトレンガヌは観光を目的として滞在する都市としては、素晴らしい点がいくつかあると感じました。理由として都市の規模が適度な大きさのため、都市中心部及びその周辺を巡るという点で非常に利便性が高いのではないでしょうか。中心部には、主要モスクや博物館、チャイナタウンやショッピングセンター・市場があり、隣の桟橋からはリゾートアイランドであるレダン島へ1時間程度で行けるような船が出ている、というように多様な観光が出来る要素が整っていて、非常に面白い都市であると思いました。それに対してクアラルンプールは都市の規模が非常に大きく、交通網などもハブ駅であるKLセントラル駅を中心として発達していて、都市観光をするのに十分な要素がそろっていました。またクアラルンプールでは華人とマレー人そしてヒンドゥー教徒それぞれに関係する観光スポットがあり、多民族国家としてそれぞれが時には衝突しながらも、共存してきた歴史を学ぶことが出来ました。今回、海外で観光について学ぶということを通して、日本にいるだけでは気づくことの出来なかった観光を知ることが出来ました。

奥村 優
posted by rikkyo at 01:19| クアラルンプール ☁| 早期体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

Terengganu

8月5日、私たちはクアラルンプールへマレーシア航空に乗って旅立ちました。格安航空に乗り換え、トレンガンヌに到着すると、トレンガンヌ大学の学生と合流し、大学の寮に案内してもらいました。が、自分たちの想像していた寮とは全く異なり驚きを隠せませんでした。例えば、トイレットペーパーがなかったり、シャワーは冷たい水しか出なかったり。このような生活も4日5日過ぎると慣れてきてむしろ、旅が終わりに近づいているという寂しさを感じていました。

さて、8月6日からトレンガンヌでの活動が始まりました。トレンガンヌではおもに、現地の生活を覗いて回わったのですが、特に印象的だったのは市場です。値段はかなり安く品揃えも豊富。食料品から衣料品まで取り揃えてあります。ただ、さまざまな匂いが混ざっていたり、あまり綺麗な場所ではないので苦手だと感じる日本人は多いかもしれません。

他にもナイトマーケットなどもあります。これは決まった曜日にしか開催されていない市場のことです。ナイトマーケットではフルーツ、野菜、洋服はもちろん偽物のブランド時計が多く置いてあったりと、かなり栄えています。

イスラムの人たちはどのように休日を過ごしたりしているのか?自分たちも体験しながら学びました。トレンガンヌには世界中のモスクが集まった施設があり、それぞれのモスクの歴史を学ぶことができます。どれも本物を見ているようで世界を旅しているような感覚になりました。イスラムの人はこのような施設を訪れ、休日を過ごすのだそうです。また、肌を見せてはいけないイスラムの女性は服を着たまま川に入ったり、川で魚を捕まえたりしてウォーターアクティビティーを楽しみます。私たちも素手で魚を獲ることに挑戦しましたが、コツをつかむまでは難しく、一度コツをつかんでしまえば片手でさえ捕まえられるほどになりました。もちろん、マレーシア東海岸ならではの海の綺麗さも堪能しました。船で2時間ほどかけて、レダン島とビドン島に行ったのですが、どちらも海は透き通るように透明で綺麗で砂浜は真っ白でした。レダン島のリゾート地には行ったことがあったのですが、プライベートビーチはまた一味違う雰囲気を楽しむことができました。

トレンガンヌでの活動はすべてトレンガンヌ大学の学生と共に行いました。リアルの声を聞いたり英語で会話をしたりすることで一層異文化の理解を深めることができました。トレンガンヌは観光客が少なく私たち日本人が珍しかったのか、たくさん声をかけられ、芸能人気分を味わっているようで....とても楽しい経験ができたとともに、トレンガンヌの人々の温かさを感じました。七日間という短い滞在期間でしたがトレンガンヌが大好きになりました!

植田千尋
posted by rikkyo at 00:59| クアラルンプール ☁| 早期体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年09月26日

初東南アジア! マレーシア

2016年8月5日から12日、早期体験プログラムで私は複数の文化が混在した国・マレーシアを訪れることになりました。具体的な報告の前に、なぜ私がマレーシアコースを選んだのか少し話させて頂きます。

もともと、東南アジアよりヨーロッパあたりに幼い頃から興味があったのですが、世界史を勉強するとともに、イスラーム美術であるミニアチュールや植民地になった歴史を持つこと等を知っていき、距離は近いものの日本とは全く違う東南アジアも学んでみたいと思いました。今回の旅はエコツーリズムが中心ですが、交流文化学科ということで日本との文化の違いや、きっかけである歴史を通した魅力の方もたくさん書かせていただきますので、ぜひ想像しながら読んでくださると嬉しい限りです!


今回の旅は、しょっぱなからトラブルの連続で、空港のゲートを自分たちで探さなければならなくなってしまい異国の地で掲示板も読めなく不安なきもちでいっぱいでしたが、何とか研修のメインの地、トレンガンヌに到着することが出来ました。空港の様子等について少し言うならば、首都クアラルンプールということもあって日本でもお馴染みの店舗が連なっているということが印象的でした。しかし、使っている色使いがとても派手で看板等も日本とは大分変わっていました。

トレンガンヌは比較的自然の多い方で、建物もあまりありませんでした。こちらの地では幾日かを通してたくさんの自然やアクティビティを経験させていただいたのですが、東南アジアならではの自然であると思ったのは、KENYIR LAKEに訪れた時でした。この日はモーターボードに乗って、東南アジア産の花を見たり、健康に良いと言われている茶を飲まさせていただいたのですが、その間ボート上でたくさんの鳥の泣き声を聞きました。クオクオという感じの鳴き声等が聞こえたりして、私が観ることのできた鳥は赤・白などの色をしており縦に飛び、しっぽの部分が着物のように綺麗に広がっており、まさに異国の見知らぬ地にいることを実感させられました。また、そこでの土の色がとても赤く、また水の色が緑がかっており日本では決して見られない光景でした。メインで観察したものの驚くことばかりでしたが、なにも注目が集まっていないなかで、新しい発見を求めてみるというのも旅の極意ではないでしょうか。

また、海にも何回か行かせていただきました!海はメンバー全員が特に期待していたものであり、実際に想像以上の水の綺麗さで一同大はしゃぎでした。今回はシュノーケリングを体験したのですが、潜ってみると底一面になんとサンゴ礁が!サンゴ礁といっても形などがそれぞれ異なり観察し甲斐がありました。また、底には多くの小魚から中位のサイズの魚がたくさん泳いでいるんです。色もとても綺麗で水の中であってもきれいな青や、ところどころにあるオレンジ色の斑点模様などがとても鮮明に見れました。餌を与えて目の前で魚が食べているのを観察できたのですが、たまに指を突かれたりもして本当に近い距離で泳ぐことが出来ました。食べたら美味しいのかと考えてしまったのを忘れてしまうぐらいに!
また、レダン島ではなんとウミガメと触れ合う機会を頂きました!しかも成熟したウミガメではなく今回は赤ちゃんウミガメ!島を所有している大学のスタッフさんが砂を掘ると下の方から生後数ヶ月の赤ちゃんウミガメがほんとのたくさん出てきました。多すぎて、踏んだりけったりしている様子がとてもおもしろかったです。これらの赤ちゃんは後数ヶ月して海に放すそう。マレーシアには数種のウミガメが生息しているそうですが、今回訪れた島には二種類生息しているものの、絶滅が危惧されているそうです。ウミガメは希少なイメージが強いですが、生まれた温度の差で性別が変わってくるのどの豆知識も教えてもらい本当に良い機会になりました!

また、今回東南アジアを味わえたこととして強く覚えているのが、市場やチャイナタウンに行ったことです。
雰囲気がとても独特で、正直治安があまり良いイメージではなかったので緊張しました。実際行ってみると、商品が高く積んであって日本人が気にする清潔さがあまり求められていないように感じました。売っていたものとしては、ホンモノそっくりのサンダル・お菓子・食べ物でした。中でも驚いたのが、そこで条約で規制されているウミガメの卵がたくさん売っていたことでした。初めてみましたが、ところどころ凹んでいて味は想像出来ません。。。もちろん違反であるのですが、私が特に戸惑ったこととして、同時に市場などでウミガメグッズがたくさんうっていたことでした。Tシャツやぬいぐるみなどがたくさん売っていて、おそらく観光要素の内の一つであるのにも拘わらず、その資源を失わせてしまう卵乱獲の証拠が同じ場所に売っている光景にとても違和感を感じました。また市場にはたくさんの染め物が売っており、日本の繊細な柄とはひと味ちがう大胆な柄が目立ちました。

また今回楽しみしていたものの一つであるイスラーム教との出会いもとて良いものとなりました。トレンガンヌにもたくさんのモスクがあるわけですが、なかでも一番代表的なのはクリスタルモスクというものです。見る前は、ホンモノのクリスタルのように透明なのかと思っていましたが、実際に見てみるとモスグリーンのプラスチックのような素材でできていて驚きでした。しかし、夜にライトアップされたモスクの様子はとても幻想的でクリスタルのように輝いていました。他の場所にあるモスクには入らせていただいたのですが、原則ローブを来なければならず、なんといってもモスク内に男女で入れる部屋が分かれていることに驚きを感じました。ほかにも公園で小さなモスクの複製を観たわけですが、その中にはイスタンブールやインドにあるものもあり他のイスラームの国にも行きたいという意欲を掻き立てられました。


マレーシアの首都:クアラルンプール
クアラルンプールはトレンガンヌとうってかわり日本とほぼ代わりませんでした。しかし、なんといっても匂いが気になりました。東京も臭いといいますが、独特な香りが漂っていて最初は戸惑いました。
しかし初日にみた、ツインタワーはイルミネーションがとても綺麗で、東南アジアのイメージを近代的なものへと変えるきっかけになりました。その日はチャイナタウンにも訪れましたが、いわゆるパチもんがズラリと並んでました。どれもホンモノそっくりで目を疑い買いたくなりましたが今回は我慢。。。しかしそこでしかみられない商売技術を拝見させていただきました。また、近くのモールでは人生初の値切り体験!あまり上手くは行きませんでしたが、それでもすこし値切れた事に値段に厳格な日本との差を感じました。

二日目にはインドの文化が反映されているバトゥ洞窟にいかせていただきました。インドの神話が実際に彫刻になって表され並んでいましたが、派手な色使いの組み合わせがとても印象的でした。かわいいおさるさんにも遭遇!そしてなんといっても私個人的に5つ星ホテルに見学に行かせていただいたことがとても嬉しかったです。宿泊させていただいた、ル・メリディアンをはじめ幾つか訪ねましたが、とりわけ気に入ったのがマジェスティックホテルです。ヨーロッパの雰囲気を漂わせるホテル内の部屋をはじめ、カフェやバー、理髪室を見学させていただきました。白を基調とした高貴な雰囲気がただよいとても魅力的でした。そこでは美味しいアフタヌーンティーも戴きながら優雅な時間を過ごし、次回来る時は宿泊してみたいと思うほどでした。しかし、泊まらなくても充分にリラックスし楽しめる要素が詰まったホテルです。

今回は初東南アジアという事でとても不安な要素がはじめは多く浮かびました。しかし現地の大学生に本当に良くしてもらい助けられながら、充実した日々を過ごすことが出来ました。i phoneSEを観た時の驚きの表情など時には日本人との物に対する価値の違いや電車の時刻に対するゆるさ、寮でお湯がでないなど違いを感じましたが、良い経験をすることが出来たと思います。今回学んだことを今後の学業に活かしていければと思います。

福永
posted by 福永萌水 at 23:58| クアラルンプール ☁| 早期体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

マレーシアを訪れて

初めて訪れたマレーシアではたくさんの新たな出会いがあり、帰国した後とても気持ちが温かくなる事を多く体験した。異文化の土地において私たちが当たり前に考えることが覆される事も多くあった。頭で考えて理解するのでなく、実際にその土地に訪れて色々な体験をすることがとても大切だということも学んだ。

まずはじめに宗教について。わたしは宗教において多くの偏見を持っていた。特にイスラム教には厳格なイメージを持っており関わる事が大変なイメージを持っていた。しかし、現地のムスリムの学生と関わる事で間近にイスラム教に触れる事で初めてイスラム教を知る事が出来たと感じた。モスクを訪れた際に現地のムスリムの女性に優しくイスラムについて英語で教えてもらった事がとても印象的で、その他の人々の表情からも私たち日本人を温かく迎えてくれている事を感じ、現地の人々の温かさも感じた。わたしはマレーシアに興味を持った理由として、多宗教多民族の国家であった事を挙げていた。日本人のわたしには想像がつかないが、わたしが思っているよりもごく普通に多民族の人々が生活している様子だった。町にはイスラム教モスクがあったり、中華街があったりヒンドゥー寺院があったり。とても魅力的な国だと感じた。

次に観光について。今回は、現地の日本人ガイドによるツアーや五つ星ホテルの宿泊などと観光において学ぶ機会も多くあった。マレーシアは物価が安く日本人にとっては驚くほど多くの物価がとても安かった。日本で体験する事がなかなか難しい五つ星ホテルなどをもっと広める事は大切だと感じた。

今回の早期体験学習で1番刺激になったのは現地の大学生との交流であった。5日間一緒に過ごした思い出はとてもわたしにとって宝物になった。国や宗教の違いでも感じる事は同じであったり彼らから多くの事を学んだ。彼らのサポートがあった事によってより充実した時間が過ごせたと感じられる。わたしが彼らの立場になり日本に来た留学生を案内するときに自信を持って詳しく自分の国を紹介できるか聞かれたらはっきりと答えられない。自分の国をまずはじめに知る事はとても大切だと感じた。その上で他の国にも実際に足を踏み入れて、その土地で過ごす事で初めてその国について理解できると感じる。今回の早期体験はわたしを大きく成長させるものであり一生忘れないであろう。

中山詩季
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posted by 中山詩季 at 23:05| クアラルンプール ☁| 早期体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

早期体験プログラム〜マレーシアを訪れて〜

 8月5日から8日間、私は日本から少し離れたマレーシアで過ごした。マレーシアに行くのは初めてのこと。というか、東南アジアに行くことも初めてのことだった。不安はもちろんあったが、どちらかというと不安よりも期待とドキドキでいっぱいだった。
 出発日の朝。荷物がいっぱい詰まったバックパックを背負って成田空港に到着した。もうみんな大学生だし、仲間が11人もあれば何か起こってもまあ大丈夫だろうと思っていた。思っていた矢先に。1人が時間に遅れてきたり、先生がなかなか時間にこなかったり、iphoneを紛失してフライトになんとかギリギリ間に合う子もいたり。クアラルンプールについてからは出国審査と指紋認証に時間がかかり、空港を爆走、LCCに先生なしで搭乗したり。正直、不安だと思った。8日間トラブル続きの毎日なのではないか、と。
 しかし、トレンガヌの空港についてたくさんの温かさに触れた。疲れ切っていた私たちを温かく迎え入れ、親切に接してくれたUMTの方々に出会った。それからの毎日は本当に楽しくて充実した時間になった。日本人である自分の視点で物事を考えたときに、少し衛生的に不安な面があったり、シャワーが冷たかったり、食べ物の味が自分に合わなかったことに対して受け入れ難いことが時々あった。しかし、私たちとは違う文化を持つマレーシアの人々にとってはそれが普通なのであり、むしろこのような経験をすることで、自分の常識を覆す「自分壊し」をすることができた。これに気づいてからは、もっと異文化を体験したい!と思い、日本では体験できないことに多々挑戦することができた。(ドリアンも頑張って食べた)
 マレーシアは観光資源が豊富であると感じた。無宗教の日本人からしたら、モスクは貴重な観光スポットになるし、チャイナタウンやマーケットで買い物をして現地の雰囲気を楽しむこともできる。マレーシアの料理も美味しく十分に観光客を満足させることができると考える。また、イスラム教徒が楽しめるテーマパークや観光があることを初めて知った。これは私にとって大きな収穫である。マレーシアは、今後もっと観光に目が向けられるべき国だと思った。
 マレー人は、実に親切で優しい。たまたま私が出会ったUMTの学生たちがそういう性格だったからなのかもしれないが。私は大した英語の話者ではないが、それでも彼らと意思疎通をとったり、おしゃべりをして互いに笑いあうこともできた。嬉しさを感じるとともに、同時に上手に簡単に英語を使うことができないもどかしさも感じた。
 今まではマレーシアと言われて具体的なイメージを上げることができなかった。否、もっと言うと正直何があるのか、観光的魅力は何なのかなど、観光学部の学生として恥ずかしいくらい知らなかった。しかし今回早期体験プログラムでマレーシアを訪れたことは私にとって本当に大きな財産になった。まさに一生ものの経験である。マレーシアは多民族国家であるために、様々な文化が混じり合い、その中で人々が共生している。地域によっても定住する人々の宗教が異なる。それによって観光のかたちが異なっていた。まだ私はマレーシアのことを詳しく理解できたわけではないし、気取ったことは言えないのだけれど、マレーシアを観光で訪れる国として他の人に自信をもっておすすめできる。そのくらい、マレーシアという国、文化、人が大好きになった。素晴らしい環境と人々に囲まれ、自分自身を精神的に成長させてくれた研修になった。この貴重な体験を今後の糧にし、これからも広い視野を持って観光の勉強を頑張っていきたい。今度は、もっとマレーシアのことを勉強してから、一人で、自分の力で、この国を訪れたい。

菅原
posted by 菅原みくこ at 21:22| クアラルンプール ☁| 早期体験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする